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◆ いじる、について ~ おもしろ至上主義への妄信 ~

  • 2007/06/28(木) 14:58:32

お笑いのつっこみに関連して、「いじる」という言葉に注目して論じてみたいと思います。
その前に、いじるの定義をしておきます。

「無理を言って困らせる。いじめる。もてあそぶ。」

いじるというのは、相手のちょっと変だと思われる部分をクローズアップした形で表現し、アレコレと言うことで、相手を困らせる、もてあそぶ、行為ですが、広義的に解釈すれば、いじるも、いじめも同じであり、いじめの範疇に入ると言ってよいかと思います。

芸人がタレントをいじる、という行為は、今ではテレビにおいて当たり前になっていて、逆にタレントの方もいじられるのを待っているようです。彼らは、プロですから、覚悟を持って臨んでいるのでいいのですが、視聴者側には当然覚悟がありませんので、日常においていじる行為を安易に使っていいのかどうか、について深く検証したことはないでしょう。これは、「つっこみ」のところでも述べましたが、短絡的に理解する、という危うさを持っていることになり、視聴者である我々素人は決して鵜呑みをしてはならない、ということです。

世間において、「つっこみ」も「いじる」も肯定されているようですが、なぜなのでしょうか?

それは、今、日本において、「おもしろければ許される、おもしろければなんでもあり」という、おもしろ至上主義が背景として蔓延しているからだと考えます。確かに、おもしろければ、おもしろいと感じた時点で、そのおもしろさから恩恵を享受するわけですから、積極的にそのおもしろさに対して批判できないのも分かります。

しかし、例え恩恵を享受していようと、間違っている場合には「間違っています」、と意見するのが、大人世代の最低限の責任であり、義務であると考えます。つまり恩恵を享受しているか否かが問題なのではなく、間違っているか否かが問題なのです。ここの部分を履き違えている今の風潮は、善悪ではなく、おもしろ至上主義を優先することであり、これは道理に反した行為と言わざるを得ません。

世間に良い影響を与えるおもしろさ、世間に悪い影響を与えるおもしろさ、その判断をしっかり行っている人間がどれだけこの日本にいるのでしょうか?ほとんどいないのが実態ではないでしょうか。

テレビに限らず、映画、ラジオ、雑誌、携帯電話、ゲームソフト、等に関して、世間に与える影響を厳正に検証した上で、子供達にも悪い影響を与えないように施策を講じ、世に提供することが、我々大人世代の責務であり、当たり前の諸行であると考えます。ところが、競争社会に没入している現代日本人においては、目先の利益を追うことで精一杯なところがあり、世間への影響を真摯に考えている人は、一握りと言えるのではないでしょうか。

道理に沿って考えれば、何が善で何が悪かは、判断できるわけで、「おもしろいから、まあ、いいんじゃないの」という血迷った考えは、肯定されるべきではない、と考えます。我々はまず、この混沌とした秩序のない社会の元凶が、多様性を背景にしたおもしろ至上主義であることを明確に認識し、この実体のない風潮を排他するよう努力していかなければなりません。

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この記事に対するコメント

コメントありがとうございます。

共感して頂き、ありがとうございます。

テレビは、今おもしろ至上主義的風潮の中にあり、特にバラエティでは顕著に出ているように感じます。最近のバラエティは、お笑い芸人のお遊戯会のようで、視聴者無視の傾向があり、ほとんど見てはいませんが、「死ね」という言葉が頻繁に使われているとは、情けない限りですね。

悪意がない冗談なら許されるのか、ですが、そもそも言う側は、自分の都合一つで冗談を言っている傾向にあるわけですから、相手の都合、相手の心情は限りなく無視されているように感じます。冗談を言って、例えば言い過ぎたなら、謝罪をする、フォローをする等の配慮ができてはじめて、冗談の一つも言えるのではないでしょうか。言いっぱなしで、発言の責任すら取らない姿勢であるなら、それは私利私欲の発言なので、到底許される話ではないでしょう。

自利利他の精神を知り、人を幸せにすることが、結果として自分が幸せになることである、という事を学ばなければ、自分本位で、自己中心的な人達はどんどん増えていくように感じます。

  • 投稿者: jtrue
  • 2007/10/03(水) 12:42:48
  • [編集]

いくつか記事を読ませていただきましたが
ものすごく的確な指摘をされてると思いました。
私も普段考えていることと似てることがいくつかあり
共感いたしました。

テレビなどでいじめ問題を論じるときに
こういった意見がまるで聞かれないのが不思議でなりません。
テレビによる間違った価値観の刷り込みは
大きくいじめに関係しているといわざるをえないと思います。
例えば最近バラエティー番組では「死ね」という言葉が
頻繁に使われて、私には非常に不愉快です。
こんな言葉に抵抗を持たない人たちが増えてしまったことが
悲しいです。
こういうことを言ってる人たちに注意した子でさえ
「空気読め」と言われかねないのがいまの世の中の現状です。

悪意がないから、悪気がないからのひとことで
冗談を受け止められないほうに問題があるかのように言われ
「それくらいで傷つくほうが悪い」と見る傾向があります。
人をけなすような冗談をいう、悪ノリをする側にも非があると思います。
おもしろ至上主義は本当にいい迷惑です。

  • 投稿者: ライト
  • 2007/10/03(水) 12:01:19
  • [編集]

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